包括的な外国仲裁条項、米国での強制が可能 / Broad foreign arbitration clauses are enforceable in the US (Japanese HTML)

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13.05.21

米国連邦控訴裁判所が下した最近の判決により、ニューヨーク仲裁条約に従い包括的仲裁条項を強制できる可能性と、米国の付随的禁反言の法理に基づき、一定の状況下において合意の当事者でない者にその仲裁条項を適用できる可能性が補強されました。この判決は、商業契約内の外国の準拠法の選択と仲裁条項の強制をさらに後押しするものです。

ノウハウの活用 – Gardの調停サービスと早期中立評価サービスで紛争を解決 / Gard mediation and Early Neutral Evaluation (Japanese HTML)

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30.04.21

現在Gardでは新しい画期的な取り組みとして、複数のメンバーが関係する紛争の解決をサポートするべく、非公式調停などの内部調停サービスと早期中立評価サービスを提供しています。このようなサービスを使うことで、紛争を和解に導き、今後の取引関係の継続につなげることができます。また、和解は時間と費用の節約にもなります。

「Tai Prize」号事件 – 船長には貨物の状態を記録する独自の義務があるとする第一審判決を控訴院が支持 (Japanese HTML)

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27.04.21

Tai Prize号事件の今回の判決は予想通りの結果となり、ヘーグ・ヴィスビー・ルールで定められた船長の義務が改めて確認されることとなりました。ただ、定期傭船者にとっては不利な判例ができてしまいました。船積み前から状態が悪かった大豆貨物の損傷に関して、その賠償責任を航海傭船者に転嫁しようという試みは失敗に終わったのです。当該事件の顛末を振り返り、このような事件が起きた場合に船主や定期傭船者、P&Iクラブはどのような対応をすればよいのか、Penningtons Manches Cooper LLCの弁護士であるDarryl Kennard氏に伺いました。

大豆貨物の微生物学的不安定性 - Microbiological instability in soya bean cargoes (Japanese HTML)

21.04.21

 

動画へのリンクはこちら

この数年、ブラジルから中国向けにばら積み輸送された大豆が損傷したという大型クレームが急増しており、船主やP&Iクラブは、船舶の拘留や保証要求を受け、結果的に巨額の保証状を発行する事態に見舞われています。ただ、このようなクレームの原因となった損傷は、貨物の微生物学的不安定性とそれによる自己発熱が原因である場合がほとんどです。3回シリーズでお届けする動画の初回となる今回は、Brookes Bell社のCargo ScientistであるTim Moss博士に微生物学的不安定性の原因とその影響について解説していただきました。

「海の管理人」になり、プラスチックゴミの海上流出を減らしましょう / Be an Ocean Steward and reduce the plastic waste reaching our seas (Japanese HTML)

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21.04.21

プラスチックは海の中でいつまでも漂い続け、生物に被害を及ぼします。船舶からの廃棄物による汚染防止を目的とした法律が初めて導入されたのは1988年のことです。しかし残念ながら、プラスチックゴミの問題は今も解決できていません。

洋上風力発電の現状と将来の展望:マイケル・スティーブンソン氏にインタビュー (Japanese HTML)

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07.04.21

Gard2021年リレハンメルエネルギークレーム会議(LECC)において、The Renewables Consulting GroupRCG)でアソシエイトディレクターを務めるマイケル・スティーブンソン氏に講演を行っていただきました。LECCは、1996年の発足以降、Offshore Energy Claims(オフショアエネルギークレーム)のバイスプレジデントであるヤン・ヒューゴ・
マーティンセン氏が議長を務めています。

大豆貨物の船積み・輸送時のチェックリスト / Master’s checklists for loading and carriage of soya beans (Japanese HTML)

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07.04.21

このリストを見れば、船長・乗組員による貨物管理に落ち度がないことを完全に立証するためにどのような証拠を集めておくべきかが分かります。

船内での新型コロナウイルス感染症の検査 / Testing for COVID-19 onboard (Japanese HTML)

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07.04.21

船内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗原検査実施について多くの質問が寄せられていますが、抗原検査はどのくらい正確なのでしょうか。また、運航会社は自社の運航船に抗原検査キットを配布してもよいものなのでしょうか。そこで今回は、抗原検査を船内の感染拡大防止戦略に取り入れるにあたって知っておくべきいくつかの基本原則について、Ingrid H. Johansen博士に概説していただきます。

中国での大豆の荷揚げ / Discharging soyabeans in China (Japanese)

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30.03.21

こちらは、英文記事「Discharging soyabeans in China」(2021年3月18日付)の和訳です。

衝突事件に関し、エバーグリーンが英国の最高裁判所で画期的な勝訴を収める / Evergreen wins landmark collision case in UK’s Supreme Court (Japanese HTML)

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26.03.21

2021年2月19日、英国最高裁判所は、約50年ぶりに英国最高裁判所まで争われた衝突事件(The “EVER SMART” and The “ALEXANDRA 1” [2021] UKSC 6)に対して、判決を下しました。Stann Law事務所のFaz Peermohamed氏が、この事件に関して解説をします

SKS MOSEL号に乗船してラス・パルマスからアルヘシラスまで / Sailing with the SKS MOSEL (Japanese HTML)

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17.03.21

船員を苦境に陥れている新型コロナウイルスが感染拡大の兆しを見せ始めるだいぶ以前に、GardClaims ExecutiveであるOsmund Johnsenは、GardのメンバーであるKristian Gerhard Jebsen SkipsrederiKGJS)社からの招待を受け、ラス・パルマスからアルヘシラスまでの補油航海の間SKS MOSEL号に乗船する機会に恵まれました。JohnsenKGJS社のニュースレター向けにその体験を寄稿した文章を今回改めてご紹介いたします。このような機会をご提供くださったKGJS社およびSKS MOSEL号の乗組員の皆様に感謝申し上げると共に、近い将来再び乗船する機会が訪れることを願っております。

ゴミの山が貴重な資源に:オーシャン・クリーンアップのたゆまぬ取り組み / The Ocean Cleanup story continues (Japanese HTML)

09.03.21

現在26歳のボイヤン・スラット氏は、まだティーンエイジャーの頃に世界中の海洋プラスチックゴミを除去するアイデアを売り込み、非営利財団「オーシャン・クリーンアップ」を立ち上げました。今ではCEOとして90人を超える組織を束ねています。本稿の筆者アリス・アムンゼンとスラット氏の出会いは2016年、Gardがサマーセミナーに彼を講演者として招いたことがきっかけでした。以来、Gardはオーシャン・クリーンアップを支援し、その活動に注目しています。

新型コロナウイルスへの感染に伴う船員関連費用の保険請求―手続きの効率化に欠かせないポイント / Submitting COVID-19 related crew claims (Japanese HTML)

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09.03.21

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威を振るう中、メンバーの皆様は多くの困難に直面しており、Gardにもこれまでとは少し違った内容の保険請求が寄せられるようになっています。オペレーション費用に該当するのか、それとも保険でてん補される費用なのかを見極めることは決して簡単ではありません。そこで今回は、てん補に必要な条件と、請求書類の準備をスムーズに進めるための方法をまとめました。

ゼロエミッションの未来に向けたさらなる一歩 / Another step towards a zero-emission future (Japanese HTML)

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01.03.21

2020年最後のInsightでは、Senior Loss Prevention ExecutiveであるJarle Fosenが先週、自律運航を目的に作られた世界初の完全電動式コンテナ船、「Yara Birkeland」号を訪れた際の貴重な模様をお伝えします。明るい話題で1年を締めくくりたいと思います。皆様どうかお体にお気をつけて穏やかな年末年始をお過ごしください。そして、よいお年をお迎えください。

海上に流出したコンテナはどのくらい浮かんでいられるのか? / What happens to containers lost overboard? How long do they float? (Japanese HTML)

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26.02.21

この質問はもはや人ごととして聞き流せるものではありません。最近、コンテナ船で大規模な荷崩れ事故がいくつも発生しているからです。こういった事故は冬場の荒天時に起こりがちですが、今年はもう一つ要因が考えられます。それは、コロナ禍以降の消費財需要の高まりと輸出滞貨に対応するためコンテナ船の満船が続いている点です。

豪中の貿易摩擦が海運にもたらす影響 / The Chinese/Australian trade wars and implications for shipping (Japanese HTML)

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22.02.21

本稿では、貨物積載船が中国沖で現在直面しているような長期滞船が発生した場合に、航海傭船契約と定期傭船契約で発生しうるいくつかの影響について簡単に見ていきたいと思います。

バイオディーゼル - 新しい燃料、新しい課題 / Biodiesel – new fuels, new challenges (HTML)

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15.02.21

バイオ燃料は、長期的観点で見ると、海運業界の脱炭素化を実現するための最適なソリューションにはならないかもしれません。しかし、脱炭素化に向けたプロセスを加速させる重要な役割を果たす可能性があります。DNV GL(ノルウェー・ドイツ船級協会)は最近の記事の中で、船舶がバイオ燃料やバイオ混合燃料を使用する際に直面する規制上の問題、安全性や運用上の問題をまとめました。

デッキからブリッジへ - 次世代の船員の養成 / From deck to bridge - training the next generation of seafarers (HTML)

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15.02.21

この2年間、Oliver Baileyさんは航海科学や航海術、消防など、一人前の船員になるために必要な多くの科目の知識を深めてきました。ところが、そんな彼も海上で足止めを食らってしまいました。

ボーキサイト– IMSBCコードのグループAスケジュール(新設)とグループCスケジュール(変更)の強制適用が開始 (Japanese HTML)

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10.02.21

ボーキサイト貨物を液状化の可能性の有無によってIMSBCコード上で区別する必要が生じた結果、新たにボーキサイト粉の貨物スケジュールが作成されました。

2021年海事規制の全体像 / Charting the 2021 maritime regulatory landscape (Japanese HTML)

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10.02.21

2021年は、船舶の安全管理システムにサイバーリスクへの対応要件が盛り込まれ、海運業界にとって新たなサイバー時代の幕開けとなる年です。しかしこれは今年施行される数々の規制の1つにすぎません。本稿では、2021年に施行される重要な多くの国際規制に加え、船舶リサイクルや大気排出などの環境問題に関する主要な国内規制の変更点をいくつか簡単にご紹介します。

米国コーストガードによるMARPOL条約違反の捜査時に おける企業と従業員の権利 (Japanese HTML)

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14.01.21

米司法省(DOJ)は、米国の港に寄港する外国籍船舶について、MARPOL条約に違反している船主と運航者の起訴を積極的に行っています。これらの起訴は、コーストガードによる初期検査と捜査の結果として行われることが少なくありません。本稿の筆者二名は、民間セクターに移る前に、弁護士としてコーストガードに勤務していました。本稿では、コーストガードの検査官と捜査官が取り調べを行っている間の船主と乗組員の権利と責任について筆者の考えをお伝えします。

商船を利用した麻薬密輸に備えて、リスク分担を契約で取り決めておくことが重要 / Contractual allocation of risk for drug smuggling (Japanese HTML)

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13.01.21

船舶は世界の貨物の90%を世界各地に運んでいます。そのため、密輸犯が密輸品を市場に運ぶ手段として商船を選択するのは当然と言えるかもしれません。麻薬をばら積み貨物や船舶のボイドスペース、コンテナの中に隠し、または船体外板に取り付けて輸送することは、何年も前から問題となっており、船舶の運航に支障をきたし続けています。今回のInsightでは、ゲスト執筆者が、シーチェスト等に隠されていた麻薬が見つかったために船舶が遅延したり拘束されたりした場合の船主と傭船者の法的な立場について解説します。

密航者の危険な行動 - 本船のラダートランクに潜入 / The dangerous practice of stowaways hiding in a vessel’s rudder trunk (Japanese HTML)

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05.01.21

Gardはこれまで、新天地を求める密航者が船舶のラダートランクに潜んでいた事例をいくつも見てきました。ラダートランクという場所は、溺れる危険性が高い上に、良い結果につながる保証はありません。今回は、最近起きたCHAMPION PULA号の事例を検証し、それを基に密航者問題全般について考えてみたいと思います。