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トルコ – 未申告の燃料油に関する事件

燃料油の未申告または過少申告は、トルコの税関で犯罪行為と見なされ、乗組員が密輸罪に問われる恐れがあります。

Published 08 July 2020

最近、あるメンバーの船舶がトルコ国内の港で拘束されました。本船の燃料油の申告数量と実際の数量との間に齟齬があることを税関職員が発見したことが理由です。この港では、本船の到着後すぐに税関職員が乗船し、違法な物品および持ち込みが禁止されている物品がないか検査が行われました。燃料油もその検査の対象であったため、申告された数量が正しいかを確認する目的で燃料タンクの計測も行われましたが、出てきた数値が申告数量よりも多い(未申告の)可能性があったことから、第三者のバンカーサーベイヤーが手配されました。その結果、申告された数量より約85トン多く積まれていることが判明したのです。

この記事の執筆段階で、トルコ当局は「押収命令」を出し、本船に対して超過分の燃料油を陸揚げするよう要求したほか、船長を上陸させて供述書を作成させています。当局は密輸防止法No.5607に基づき、申告数量とバンカーサーベイの結果による数量との齟齬を石油製品の密輸行為と見なす可能性があります。密輸行為と見なされれば、船長とその他の乗組員に対して刑事訴訟手続きが取られることにもなりかねません。

推奨事項

上記の事件はいまだ解決には至っていませんが、こういった出来事は珍しいことではないようで、Gardのトルコ現地コレスポンデントの情報によると、本船の残油量の調査など、税関が抜き打ちで検査を行う傾向がこの数か月で高まっているとのことです。そのため、トルコ国内の港に寄港する船舶の船長は、税関申告書の記入時には特に注意深く慎重にならなければなりません。とりわけ残油量については、算出と計測を入念に行ってから税関に申告する必要があります。また、燃料油の未申告はトルコ国内の港で問題となり、申告数量とバンカーサーベイヤーによる計測数量との間に齟齬があると自身に深刻な事態をもたらしかねないということを、当該作業に関連のあるすべての乗組員に認識させておくことも重要です。

この他の情報や助言については、Gardのトルコ現地コレスポンデントからの以下の情報を参照してください。

  • Vitsan Mümessillik ve Musavirlik A.S.「トルコ国内の港における残油量の申告について

  • Kalimbassieris Maritime Denizcilik A.S.「トルコ – 残油量超過の取り締まりについて

本アラートは、GardのコレスポンデントであるVitsan Mümessillik ve Musavirlik A.S.からの情報に基づいて作成したものです。

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